グリーが巨額の特別損失を計上し、次々とソフトの開発中止やサービス中止を発表しました。
かつてグリーの田中社長が豪語した「あるゲームが流行ったら、同じようなものを作りまくるべき」というセリフはゲーム業界に生きる人とは思えないほどの道徳性の無さを感じましたが、やはり結果は見ての通り。
ゲーム業界全体を侮辱しているとも捉えられかねないこの発言。パクリ上等経営で一度は花を咲かせたかと思えば、僅か3年にしてこの有様です。
そもそも任天堂を倒す方法がパクリゲーの量産という考え。これがどれだけゲームというコンテンツ自体の価値を低下させてきたのかを認識していただきたい。
「どうやったらもっと子供たちに楽しんでもらえるだろうか」を第一に考えて開発されてきたゲームは、今や「いかに効率良く目先の小銭を稼ぐか」というところに視点がシフトしているとすら感じます。
例を挙げてしまうと、つい先週発売されたばかりのジョジョオールスターバトル。
キャラゲーなので、ストーリーパートは力を入れるべきだと思うのですが、まさか背景画像だけの紙芝居(文字のみ)。それは本題とは違うので百歩譲って良いとして、据え置き機として考えられない「課金制」が目につきます。
→ 【課金地獄】『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』はソシャゲのスタミナ制導入!課金アイテムで回復!さらに自分が強くなる課金アイテムも配信しまくり!
戦闘はスタミナ制(時間回復、課金アイテム回復)で、キャラ追加は600円と、目に余る搾取っぷり。基本無料ならまだしも、フルプライスで7890円。挙句の果てには発売日翌日に数々の永久コンボが発見される始末。
課金周りのシステムなんかに開発時間を割くくらいだったら、もっと本質である戦闘の部分に時間を費やせたのではないだろうか。発売から一週間も経たずにスピードワゴンセールになるのも頷ける。
つまり私が何を言いたいのか、お分かりいただけるだろうか。今回このようなジョジョゲーをバンナムが出荷したことが悪いと言っているわけでは決してない。据え置き機に「課金」を始めとした悪い文化を、ソーシャルゲームの業界から継承してしまっていることに腹を立てている。
この日記ではあまりこういう批判的なことは今まで極力書かないようにしてきたのですが、なんだかもう今日は思い切ってぶちまけさせていただきました。
モンハン・ポケモンは頼むから、今のままでいてください。
ゲーム業界に必勝パターンはない
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コメント
No title
激しく同意。
面白いゲームはマーケティングなんかじゃ生まれない。
どうやったら、「面白くなるか」よりも
どうやったら、「稼げるか」が先に来ているゲームはダメだよね。
2013/09/16 (Mon) 01:47 | さとちん #- | URL | 編集
No title
>>さとちんさん
はじめまして。書き込み&同意ありがとうございます。
スーパーファミコンの時代なんか、ゲームに対して腹が立つなんてことは一度もなかったんですけどね・・・。
本当に、今後のゲーム業界が心配ですよ。
日本性のゲームが最近海外から評価が低くなっている原因って、こういうところにもあるのではないでしょうか・・・。
2013/09/17 (Tue) 00:23 | なりさこ #sygwmbu6 | URL | 編集