見ていたドラマが最終回を迎えた

結婚してからというもの、ドラマを見るようになった。
そこで初めてドラマの面白さを感じると同時に、感慨深い何かを感じた。生活の一部にドラマがあっても悪くないと思ってしまった。

さて、ドラマにおけるある法則性を見つけたのでここで語ろうと思う。結構な割合で多くのドラマに共通するのではないのだろうか。

(1)エレベーターでは気まずい人と二人きりになる法則
エレベーター。閉ざされた空間に流れる独特の空気。そして緊張感。
エレベーターに乗ろうとした瞬間、思いもよらぬ人との遭遇。フロアの移動中、あと何秒かで目的階に到着してしまうというタイムリミット的なドキドキ感と、密室で執り行われる濃密なやり取り。視聴者をぐいっと引き寄せるワンシーンであることは間違いない。

(2)惨めなシーンでは必ず雨に打たれる法則
失恋シーンで主に見られる演出だ。悪天候は何故か悲しいシーンで訪れる。フラれた瞬間や、衝撃の事実を知った瞬間に急な大雨が襲いかかる。むしろ晴天の日にフラれるシーンは想像すらできない。
全身が濡れることを傘で容易に防ぐことができるのだが、そういう問題では無い。雨に濡れることで、傘をさすほどの気力もないという演出が出来るのだ。
また、この雨シーンは人を捜索する際にも多く使われる。悲しいときは、天気も涙を流すのだ。

(3)主人公が無駄にモテまくる法則
私が直近見ているドラマ2本の主人公を例に挙げてみよう。
「雲の階段」…常にどもり口調。挙動不審。偽医者。うそつき。
「ラストシンデレラ」…ガサツ。料理下手。うるさい。口悪い。
恐らく2人とも現実世界にいたら真っ先にディスられ対象であることは間違いない。ドラマにおいて恋愛要素が必要不可欠だから主人公をモテさせることは大切だとは思うが、いくらなんでも雲の階段の主人公はあり得ないと思った。

(4)なぞの腹痛を起こす法則
主な発動タイミングは、こじれた人間関係が解決した瞬間。たとえばこんな感じだ。
「よし!これから皆で仲良くなっ…ウッ…いたたたたた…」
と腹を抱えて謎の腹痛を訴え、倒れこみ、救急搬送される。
また、回をまたぐ際にも使われる手法だ。視聴者に「このあと、どうなっちゃうの!?」と不安を煽るに最も効果的なのだと思う。しかし心配しないでほしい。大体、「大したことがなくて良かったわ!」で終わるからだ。

◎まとめ
いずれのドラマも必ずと言い切っていい。上記4つのいずれかの演出が盛り込まれている。ぜひあなたも探してみてはどうだろうか。
少し捻くれた視点になってしまうが、法則に当てはまった瞬間を楽しむというのもひとつのドラマの見方である。
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