【写真】竜神池のダイヤモンド富士を撮りに行った(2022年大晦日)

2022年の大晦日は山梨で過ごした。

山梨に来た目的は、竜神池のダイヤモンド富士。今までは本栖湖キャンプ場の駐車場が定番だった。今回は混雑が激しく予想される竜神池にあえてチャレンジ。元旦は撮ったことがなかったしね。

天気予報では元旦は晴れる。おそらくダイヤモンド富士は撮れる。でももし撮れなかったら絶望する。最悪を想定して大晦日と元旦の2日に渡って竜神池へ足を運ぶことにした。圧倒的執念。

2022年1月31日

午前3時頃、龍神池入り口に到着した。まだ他に車がいなかった。一番乗り。流石に早すぎたかと思ったが、それから数分後に後ろに続々と車が並び始めた。

6時半頃に入り口が開く。誘導係に大きい駐車場へ案内された。撮影場所を確保すべく、素早く機材を下ろして池へ向かう。いつもであれば大勢の車と人が見えるのだが、やはり本番は元旦だろうか。人はかなり少なかった。

8時前。まもなく日が昇る。まだ最前列でも三脚を置く余裕はある。やはり無理して元旦を狙うのでなく、その前後の日が空いているのでオススメだ。元旦に撮影したというプレミアム感はないが、快適さに勝るものはないかもしれない。

8時過ぎ、いよいよ陽が登る時間。なのだが、


■レンズ:NIKKOR Z 24-70mm F/2.8 S
■ISO:100
■焦点距離:24mm
■絞り:F20
■SS:1/50

ご覧の通り、惨敗。雲が多すぎて太陽が拝めずに終わった。車を降りた瞬間からなんとなく感じていた。この雲は分厚いと。初日は失敗。元旦にかけるしかなくなった。撮れ高ゼロは悲しいので、無理やりそれっぽい写真を収めて竜神池をあとにした。

撮影が終わった後は、翌日までやることがなかったので大石公園へ。ここでも雲が多くて富士山が見れなかった。食事をしてから、今年テラスができたばかりの二十曲峠へ向かう。初めて行く。


■レンズ:NIKKOR Z 24-70mm F/2.8 S
■ISO:100
■焦点距離:24mm
■絞り:F22
■SS:1/40

二十曲峠のテラスから眺める展望は見事だった。ここからこんなに開けた景色が見れるとは。相変わらず雲が多かったが、山頂に雲が渦巻くそれっぽい撮れた。日が暮れるに連れて、雲が徐々になくなっていく。


■レンズ:NIKKOR Z 24-70mm F/2.8 S
■ISO:200
■焦点距離:34mm
■絞り:F6.3
■SS:1/160

二十曲峠のテラスには松が植えられていた。松の力強さと富士山の力強さを表現しようとしたり試行錯誤する。空はキレイに澄み渡っていた。朝、こうなればよかったのだがそう上手くはいかない。ていうかクソ寒い。



■レンズ:NIKKOR Z 24-70mm F/2.8 S
■ISO:200
■焦点距離:44mm
■絞り:F16
■SS:5秒

絵画っぽくシルエットを撮ってみた。17時頃、二十曲峠での撮影に満足して下山する。

二十曲峠は人が少なくてすごくオススメだ。唯一難点は、峠を登るまでの道のりが非常に狭いこと。愛車のRAV4は幅が広いので、対向車が来ないことを祈りながら進むしかない。ギリギリすれ違える箇所と、そうでない箇所があった。

峠を下りたら冷えた体を温めるべく温泉へ向かった。とにかく温まりたい。スマホで近場の温泉を探して向かった。温泉は極楽だった。体力が回復していくのが感覚でわかる。脳内にポケモンセンターの音が聞こえた。テンケンテケテン!ってマジで聞こえた。体が芯から温まり幸福を感じている。牛乳を一気飲みして温泉をあとにした。


■レンズ:NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
■ISO:1250
■焦点距離:15mm
■絞り:F2.8
■SS:10

空を見上げるとそこには満点の星空が広がっていた。大石公園の前を通るついでに星空を撮影した。オリオン座が富士山のちょうど真上に広がっていた。嬉しくなった。風もなく、河口湖に映る富士山も美しいリフレクションになった。

撮影を終えたら明日に備えて早く寝よう。車内に布団を敷き終わる頃には年を越していた。
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