【写真】天の川撮影メモ(1)〜基本的な天の川の撮影編〜

今更だけど、私は天の川の撮影が得意ではない。好きだけど、好きと得意は別。人によってやり方が違うし、特に現像は表現の振れ幅が広すぎる。やりすぎても不自然だし、やらなすぎると天の川をほとんど判別できないこともザラ。天の川のRAW現像は鬼門。

独学かつ誰からも指摘されたことがないので、ぶっちゃけ合ってんのか間違ってんのわからない。そんなんだけど、一応こうやって撮って現像してるってメモがあれば、誰かの役に立つことがきっとある。かもしれない。

本題に移る。

今回は基本的な天の川の撮影編ということで、撮り方の基本を中心に記す。天の川の写真は、細かい現像技術以上に、「どれだけ好条件のもと撮影できているか」がかなり重要。元データがヘボいとどれだけ現像で頑張ってもヘボい天の川になる。天の川に限らずどんな写真もそうだけど。

天の川の撮影ポイント(個人的に気をつけていること)

まず前提として、RAWで撮影は必須。そして周囲が場所で撮影することも必須。天の川は街の灯りなどがない極めて暗い場所でないと見えないし、カメラにも写らない。写ったとしても場所によって明るさが微妙に違う。故に、同じ設定で撮ることも結構難しいのだが、基準の設定は自分の中にある。私に限らず、普通に星撮る人はこの辺は普通だと思う。

■レンズ:14〜70mm
■ISO:2500〜4000
■絞り:F2.8
■SS:10秒
■ホワイトバランス:マニュアル
■その他アクセサリー:ソフトフィルター(私は使わない)、レンズヒーター、レリーズ

ひとつずつ理由を書いていく。

■レンズ:14〜70mm
基本的には広角側で撮影。14mmはよく使う。広角であればあるほど天の川はダイナミックに表現できる。オリオン座など特定の星座を撮影する場合は、何でもかんでも広角がいいわけではない。広すぎると他の星の存在感が強くなってしまい、主役の星座が目立たくなる。

■ISO:2500〜4000
5000を超えると現像でかなりキツい。普通に5000以上で撮っていそうな写真もネットで多く見かけるけれど、個人的に現像でノイズが目立たないのは4000が限界と考えている。ただ、私の現像の腕が足りていないだけで、できる人なら高ISOでもいける可能性は大いにある。しかし、極力現像の手間は減らしたい。撮影段階でいいものを撮っておくに越したことはない。

■絞り:F2.8
そのレンズにおける最大開放値で撮る。理由はシャッタースピードを稼ぐため。開放に近づけば近づくほどISOも低く抑えられる。開放に近づけるとボケやすくなるため、ピント合わせは慎重に。
ピントはAFを使わず、マニュアル。カメラのライブビュー機能を使って拡大表示する。画面に写る星を見ながら、星が「点」になるまでフォーカスリングを合わせていく。ピントが合ったら、フォーカスリングにマスキングテープを貼って固定する。

■SS:10秒
シャッタースピードは10秒。ISOを高めたくないのでなるべく長時間露光をしたいが、これ以上長くすると星が流れてしまう。どんなシチュエーションであっても、この10秒は基本的に変えていない。

■ホワイトバランス:マニュアル
場所によって毎回変える必要あり。個人的には星空を青のイメージにしたいので、青みがかるまで調整する。オートホワイトバランスだと撮影毎に色味が変わってしまう。望ましくない。

■ソフトフィルター
好みに合わせて使ってもいいと思う。ソフトフィルターを使うと星をほんわりとした雰囲気でキレイな仕上がりになる。Fマウントのレンズを使っていたときは持っていたのでたまに使っていた。今の広角レンズ(NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S)はフィルター径112mmとバカデカく、サイズ的にも価格的にも手を出そうとは思っていない。

■レンズヒーター
レンズが曇るような場所で撮影することが多いので必要。湖付近だと特に曇りやすい。タイムラプスで星を撮影していて、後で見返したら真っ白だったこともあった。あのときは絶望した。真夏は不要かもしれないが、間違いなくあったほうがいい。

■レリーズ
使わなくても、タイマー2秒とかにしてシャッター直接押しても全然いける。ただ、あったほうがいい理由はもうひとつあって、夜はやっぱり寒い。手が寒い。リモコンを握った手をポケットの中に入れ、いつでもシャッターを切れる状態にする。

準備が終わったらいよいよ撮影に入る。レリーズを片手に握る。白い息を吐き、緊張の瞬間。静寂の中にシャッター音が鳴り響く。

(なんか最後情緒あふれる感じになってしまった)




スポンサードリンク

関連記事
Theme: 風景写真 | Genre: 写真

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する