桜の日に学ぶ、屋外でISO1000の撮影
■カメラ:Nikon D780
■レンズ:AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
■ISO:1000
■焦点距離:220mm
■絞り:F5.6
■シャッタースピード:1/6400
今日は桜の日ということで、朝っぱらから桜の撮影にでかけた。朝活は素晴らしい。空気が澄んでいて、渋滞もないし、人も少ない。清々しく朝の空気を吸いながら撮影できた。

まだ満開とは言えないが、この八分咲きくらいが最も花びらにハリがあると感じている。つぼみも所々に見られるが、それより萎れた花びらが映らないのが嬉しい。

今回の撮影で、実は1個だけ新たな収穫があった。

シャッタースピードは上記にもある通り、1/6400という速さなのに、ISOを1000まで上げているという点だ。晴れの屋外撮影においてはISOを1000まで上げるメリットはほぼないと思いこんでいたし、むしろ広告写真をやっていた人間からするとISOは低ければ低いほど画像劣化を防げるので、低ISOはもはや常識と考えていた。

実は、今回ISO1000で撮影しようと思ったのは、意図的でなく偶然だった。前回撮影した設定がそのままになっていたのだ。それに気が付かず、最初の数枚をISO1000で撮ってしまっていた。これはいけないと、いつものようにISOを100に戻し、再度撮影。すると、「あれ?なんか色のノリが薄くない?」と。
ISO1000で撮影した画像と比較すると、ISO100で撮影した写真の方が、明らかに色ノリが悪かったのだ。確かに、ISO感度って上げれば上げるほど、余計な色の影響を受けやすいので色が被ってくる。しかし、桜の場合は割と薄めの桜でも、感度を高めることによっていい感じに仕上がるようだ。これは個人的には大きな発見だった。

というわけで、シャッタースピードがどれだけ早く稼げても、今日はすべてISO1000で撮影。キレイな桜を拝めたことも嬉しいが、それ以上にひとつ新しい表現を学べたのが収穫だった。
No title
超勉強になりました
ISOは極力低くするのがセオリー、1000なんて暗い山道でしか使わない…そう思っていました。
色に影響が出るのですね。
設定を見た際に、1/6400にするためにわざとISOを上げているのだと思い込んでいました(桜が揺れていたから?とか)
驚きです!