暗雲

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朝からズタボロの左手小指を見て落ち込む。最近は毎日こうだ。朝起きたら、突然治っていたら嬉しいな。そんな思いも虚しく、世の中は非情だ。

この世に悩みのない人間なんていない。私のように怪我や、病気で悩んでいる人もたくさんいる。もちろん、怪我や病気で悩んでいない人もたくさんいる。でも、怪我や病気さえしなければ、大抵のことは人生なんとかなる。そう思えるのは、怪我をしてからだ。人間、なんだかんだ健康第一。怪我をしていない人の悩みと、私の怪我を交換してほしい。

朝から落ち込みまくる&必死に症例・手術方法を検索しまくる私に気を使ってなのか、妻と子が公園にでかけた。私だけの一人の時間。本来であればゲームやアマプラに没頭しエンペラータイムへの突入。しかし、いまは全くそんな気が起きない。昨日はハースストーンJAPAN CUPの大会だった。エントリーしていたけれど、棄権した。

現時点での状態を専門用語を使って整理する。

骨折の内訳は左手小指のMP関節の基節骨、およびPIP関節内骨折の2箇所骨折。受傷から丁度1カ月もの間、整形外科に握りこぶし(グー形状)で固定されてしまい、PIP関節の拘縮が認められる。現時点で受傷から33日が経過。角度は伸展40°、屈伸45°とかなり制限されている。

PIP関節内骨折の見落としは結構よくあるそうで、受傷後には目立たないこともあるとのこと。ただ、PIP関節は伸展位における固定が原則だった。でも私はグーでひたすら固定し続けていたこともあり、これが拘縮のひとつの要因になっていた。

アスクドクターズで質問をしまくり、とにかく下準備をしていると、いくつか今の状態に有効と思える学術論文を見つけた。その論文のひとつの著者が、なんと2日後に診てもらう先生だった。光が見えた。

診察時に伝えたいことも、Wordで時系列にまとめて文章を書いた。受傷から一カ月経っていることもあり、正確に伝えた方がいいと思ったからだ。2日後は全力で手術宣告を受ける覚悟で挑む。あと2日。100完治はもはや求めない。でも1%でも今より可動域が広がれば嬉しい。指は私にとって命。歩けないより辛い。
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