放心

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左手小指の新たな骨折がなぜか今更発見され、しかも、屈曲した指が元に戻らないかもしれない宣告を受けたもんだから、そりゃあ仕事に集中できない。頑張れない。リモートワークでこの日はMTGばかりだったので気が紛れたが、黙々と作業をするような仕事だったら終わってた。正直元気がない。

手の器用さだけが私の自慢だった。幸い聞き手ではないけれど、何かを作ったり、自分の手を動かして何かをするのが大好きなのだ。36歳にして指に障害を抱えることになるとは。まだ人生折返しも来てないよ。これからなのに。そう思うと、気持ちがどんどん沈んでいった。

なぜ、最初に救急で大きな病院に行かなかったのだろう。
なぜ、大事な手の治療を町医者の整形外科だけに任せてしまったのだろう。
なぜ、手の専門外科の存在を知らなかったのだろう。
なぜ、手が固くなっていることに疑問を持たなかったのだろう。

そんな後悔ばかりで、自分を殴った。さらに手が痛い。

キーボードに手を置くと、拘縮した左小指は丁度「Zキー」のところにある。このキーだけは押せる。曲げも、伸ばしもできないこの指を目の前に、これからどう付き合っていけばいいのだろうか。誰にも相談できず、不安と後悔に押しつぶされながら枕を濡らして静かに週末を迎えた。
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