
あの『半沢直樹』の続編がついに始まった。もちろん私も見ている。
前作に比べて顔芸が加速しているだのネット上では言われているが、それも含めてなんだかんだでやっぱり面白い。私の中では「半沢直樹」の主人公は堺雅人ではなく、大和田常務なんだよね。やっぱり大和田常務が出てきた方が嬉しくなる。香川照之が最高すぎるのだ。
そんな感じで今週迎えた第3話。話の中で株価が上下するシーンがあるのだが、このシーンに唖然としてしまった。
まず、ストップ高やストップ安が存在しない。「600円安で120円の株価」って、どうなっているんだ。日本市場じゃないのかここは!いや、このドラマにはそもそも存在しないのかもしれない。
次に、スパイラル社の株価急上昇のシーン。ジョブズもどきが登場して株価が急上昇する展開だが、こんなの現実だったら即特買いがついて数日は天井に張り付くレベルだ。にも関わらず、1円単位で徐々に上がっていくという絶望的違和感。特買いがつかないのは100歩譲って、株価が3万円台なのに上がり幅が1円ってのはどうなの。
極めつけには、度々飲み屋で展開されるコンプラ違反な会話。取引先の名前をバンバン出して普通の声量で喋っている(だから盗み聞きもされた)。銀行員や証券会社の人がこんなにコンプラ意識が甘いわけが無いと思うのだが。
突っ込めばキリがないのでこういうドラマはエンタメと割り切って楽しむのが一番吉である。