
今年に入ってから本当に飲み会が多くなっている。
特に年度末と年度初めには送別会・歓迎会、お祝いごとが多く、それが重なりまくって特に週末の予定が埋まってしまう。2018年の頃はそこまで参加することもなかったのだが(断ったりしていたのだが)、周囲に楽しい人が増えてきたり、その場の空気に流されたりしている家に、結構飲み会に参加する人になってしまった。といっても、変わらずほとんどお酒は飲めない。最初のアルコール一杯で、それから2〜3時間は持つのだから個人的なコストパフォーマンスとしては良い。
酔いが覚めるのは飲み会の終盤頃なのだが、その頃になると自分以外の皆は大体ベロベロに酔っ払っていて、わけがわからなくなっている。そんな瞬間、ふと素の自分にかえってしまうのだが、一瞬だけ落ち込んでしまう。なぜなら、お酒を飲めない(というか、飲まない)理由を思い出してしまうからである。
私の両親はもう大変なほど酒飲みで、両親っていうかもう親戚ほぼ全員なのだが、異常なほどの酒飲みだった。家族で集まると、ダンボール2箱くらい開けてしまうのは当たり前だったし、酒が原因で言い合いになったり、喧嘩が勃発した。そんなことが日常茶飯事の環境だったから、自分は大人になったらこんな風にはなりたくないな、と思って育ってきた。
私は社会に出てもほとんどお酒を飲まなかったので、お酒に対する耐性もなく、たまに参加する飲み会で嗜む程度なので、非常にお酒が弱い人間になってしまった。酒代がかからないので、これはこれで良いことなのだと思っている。ちなみに、弟の2人は両親の遺伝子をしっかり受け継いでいるようで、お酒には強いらしい。
飲み会の場にいること自体が嫌いなわけではない。感謝の気持ちを込めて送別会や歓迎会にはしっかり参加したいし、心から楽しいときもある。しかし、そんなふと我に返る瞬間が怖いのである。