スマホゲーの「●周年」表記について
2018/10/26
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ここ数年、スマホアプリの技術は目覚ましい進化を遂げていると実感する。次々と新しいアプリが出ては消え、出ては消えを繰り返している中で、常々思うことがある。それは、新規で開発するよりコンテンツを長期的に運営し、育てていくことの方が難しい、ということだ。
コンテンツを育み長期運営・長期収益の基盤につなげていくことはとても良いことだと思う一方で、実はひとつだけ納得できないことがある。それは、最近のスマホゲーのアイコンやキャッチコピーなんかによく見られるようになった「●周年!」という表記。
これ、いる?
新しいゲームをDLして始めようとしても、アイコンにこれがあるだけで一気にやる気を失う。きっと、運営側としては「●年も続いている歴史あるゲームだから、そう簡単にサービス終了することもないし、長く続けられるよ!」とでも言いたいのだろう。その気持はよくわかる。私だってかつてモバイルゲームの開発に携わったことがあるのだから。
でも、プレイヤー視点での現実はだいぶ違う。
なぜなら、●年も続いているようなゲームは、リリース当初からやっている猛者がすでに上位に君臨しており、どうあがいても、いまからではトップに躍り出ることが難しいと思ってしまうのだ。だから、どんなに良ゲーだったとしても、スタートと同時にモチベーションを失ってしまう(これは、もしかして私だけか?)。
無論、札束を積めば早期にランカーたちに追いつく可能性もあるだろう。が、そこまでして追いつきたいゲームなのかというと正直疑問の方が大きい。だってどれも似たようなゲームばかりだから。
たとえば、友人が長いことプレイしているゲームで、ギルドに誘われている。そんなシチュエーションであれば新規で始めるメリットなんかを見出すことができるのだが、どうにも私には無理だ。
確かに、早ければ3ヶ月でサービス終了してしまうゲームもあるので「●周年」は大きなステイタスになるのだろう。でも、ユーザーは求めていないのだ。見ているか?かつての私の同僚たちよ!即刻その表記をやめるのだ!