
日産自動車がまたやらかした。
排ガスや燃費など、検査データの書き換え不正を認めたようだ。
「お客さまをはじめ、関係者の皆様に深くおわびを申し上げます。申し訳ございませんでした」
(日産自動車 山内康裕CCO)
とのメッセージを流しており、国内5つの工場で、合計1100台あまりが対象とのことだ。
不正は少なくとも2013年から行われたらしく、完成車から無作為に数値を確認する
「抜き打ち検査」で、測定値を自分たちの都合のいい数値に書き換えていたようだ。
また、データだけでなく排ガスの試験条件までも書き換えを。
検査体制のずさんさが改めて露呈した。
日産は去年9月、新車の検査を資格のない従業員に行わせるという事件が起こったばかりだ。
当然、この報道を受けた株式市場では「またか」という落胆が色濃く出る結果に。
日産自動車株は暴落し、一時5%安になった。
日産自動車は「年利配当5%超え」という非常に利回りのいい高配が魅力で、
長期投資家には人気な銘柄だ。
多くの長期投資家たちの悲鳴がSNSで流れると同時に、
「いや、さすがにこれは買いだろ」と判断した私は少しつまんで見ることに。
珍しく逆張りをしてみたが、どうなることか。
低PER、9月に控える配当、そして翌日からのリバウンドに期待する。