
帰宅すると、娘が駆け寄ってきた。
「見て見て!」
手に持っているのは、保育園でつくったと思われる短冊だ。
一体どんな願い事をしたのだろうと、短冊を見てみるとそこには、
「たこやきがたべたい」。
言葉が詰まった。
これは、幸せレベルが低いということなのだろうか。
誰かに遠慮でもしているのだろうか。
それとも現実をちゃんと理解できているということなのか。
お友達は、プリンセスになりたいとか、ルパンレンジャーになりたいとか、
そういった園児らしい願い事を書いていたそうだ。
なぜ我が子は「たこやき」なのか、謎である。