しばらく見ない間に、どんどん作品が追加されていく。
こんなん追いつけるわけがない。

で、今回は「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」
というドラマを発見。
その昔、名前だけは聞いたことがあったドラマなのだが、
今まで一度も見たことがなく、もう存在すら忘れかけていた。
それが、なんとプライムビデオで見られる日がくるなんて。
というわけで見てみると、これが面白い。
全話、一気見してしまった。
一気見というか、プライムビデオで「1話だけちょっと見てみるか」はほんとにやばい。
気がつくと夜が明けそうになっているときとか平気である。
今回のSPECも、そんな感じでついつい夜更かしして見てしまった。
ネタバレしつつ書いていくので、これからプライムビデオで見ようとしている方は、
これ以降はぜひ読まないでほしい。
本作、刑事モノは刑事モノなんだが、かなり異色だった。
基本は1話完結型。
事件が起こり、それをコンビで推理し解決していくといったもの。
何が異色かというと、犯人がガンガン超能力を使ってくるというとんでもない設定なのだ。
人間の脳は普段は10%しか使用されておらず、
それ以上の性能を発揮しようとしたときに超能力的なパワー(SPEC)を発動できる。
で、それを好きな時に自由自在に操れる連中が、スペックホルダーと呼ばれている。
この作品は、そんなスペックホルダーたちの悪事を取り締まる刑事たちのお話だ。
最初は「念力」や「病を処方する」や「未来が見える」といった、
まぁ割と知的な非戦闘能力のSPECが登場し、割と知的に事件を解決していた。
しかし、物語が進むにつれて、時間を止めるSPECとか、
記憶を操れるSPECとか、なんかもうとんでもない連中が立て続けに現れるようになってからは、
血がドバドバ飛び交うCG全開の大迫力バトルに。
そこまできてしまうとリアリティが無さすぎて、ちょっと冷静になってしまった。
劇場版なんかはもう、まさにジョジョの奇妙な冒険。
手が針状に伸びたり、熱風や冷気を扱うやつが出現したり、
もうスタンド使い同士のバトルアニメが実写化したような感じになってしまった。
特殊能力系の話は嫌いではないのだが、
最後に辿り着くところが大体こういうジョジョ的な感じになってしまうのが、
ちょっぴり萎えてしまう。
まぁでも、ドラマから劇場版まで一貫してトータルでは楽しめたから、
非常に見応えはあったと思っている。
次は何を見ようかな。