生きてるって感じ
2018/05/24

人をマネジメントするという立場になって、しばらく経つ。
少し現場から離れてしまったものの、まだ一部は継続顧客としてやりとりがある。
継続顧客となると、まぁ営業職で言ってしまえばルート営業みたいなもので、
あまりアグレッシブな提案やトラブルを引き起こすようなやり取りも無くなってくる。
そんなときこそ変革を起こす行動が必要で顧客の期待を超えることができるチャンスなのだが、
現状でそれなりに成果も出ているし、いまにちょっとばかし満足してしまっている。
そんな自分に実は危機を感じている。
なぜそんなことを突然言い出すのかというと、いまの仕事にはあまりスリルを感じていないからだ。
スリルなんか必要あるのか。安定していていいじゃないか。
周囲からはそう思われるかもしれないけれど、
平坦で山場のない仕事は、自分には合わないということに(いまさら)気がついた。
提案内容が陳腐だと激怒されたり、ウチの企業カラーに合っていないと一蹴されたり、
あるいはチームメンバーの誰かがトラブルを起こしてしまったり、
それに伴い顧客が激怒して謝罪に行ったり。
そんな瞬間こそ、なぜだか不思議と力がみなぎってきて、
私の発想の原動力になっているということに気がついたのだ。
これはただのドMというわけではない。
ピンチこそ最大の成長チャンスであり、
私自身が数々の山場を乗り越えて新しい発見に出会ってきたから実感できることなのだ。
人生、ほとんど失敗せずに成功を積み重ねてきたって人もいるだろうけど、
私は失敗や敗北をたくさん繰り返してきた弱々しい人間だからこそ、
この発見に出会えたし、このことに心から感謝している。
だから、最近平穏を感じている自分をもっともっと追い込んで、
もっと「生きてる」って感じがほしい。
なんか登山と似ている気がする。
No title
昔はだいぶヒリヒリしながら仕事しましたね。
家庭を持って落ち着いたのか。キャリアを重ねて仕事(痛み)に慣れてきたのか。
スキルと経験を得たので、そもそもスリルを味わう局面まで至らないのか。
いずれにせよ、なりさこさんに強引に仕事を振り分け、
毎日のようにピンチを与えていたかつての先輩に感謝すべきでしょうねえ。