初サンリオピューロランド。略して初ロラだ。
同行したのは招待してくれた妻の姉夫婦と、お義母さん。
多摩センター駅には前職・カメラマン時代に何度か仕事できたことがあったので、
ピューロランドも何度か通過したことがある。
こんなところ一生自分には縁がないだろうなーと当時は思っていたが、
まさか来ることになるとは。

平日だからそんなに人はいないだろうと思っていたら全然そんなことはなかったぜ。
長蛇の列は、まるでコミケ会場とは言わぬもののビッグサイトさながらだった。

施設内に入ると、薄暗く、しかし夢あふれる空間が広がっていた。
ちょうどこの階段を降りたところにキティちゃんがいたので(わかるだろうか)、
娘と一緒に写真を撮ってもらおうとしたのだが、直前でまさかのタイムオーバー。
ルールなので仕方がないことだが、「写真撮影はもう終了です」の無慈悲なスタッフの言葉は
三歳児には少しきつかったらしく娘のテンションが落ちてしまった。
しかし、確実にキティちゃんに会える場所がるらしいので、そこに期待だ。

中央のところではしょっちゅうイベントがやっているようだった。
皆こんな感じのミュージカル風ダンスを鑑賞している中、
私はこっそり一人抜け出して自販機のアイスを食っていたのは秘密だ。

ぐでたまのゲームコーナーにやってきた。
「ぐでたま」という名前は聞いたことがあったのがだが、
ここまで大きなゲームコーナーで、まるでメインコンテンツのような扱いとは知らなかった。
このフロアにはたくさんのゲームコーナーがあり、
子供が楽しめるような内容が盛り沢山だった。

娘もチャレンジした。
太鼓の達人のようなゲームで、タイミングよく卵を割るというもの。
三歳児にはさすがに難しかったようだが、とても楽しんでいた。

次は、いよいよお待ちかね。
キティちゃんに会って一緒に写真を撮影できるところにやってきた。
キティちゃんにただ会うだけではなく、
バラ(1本500円)をプレゼントすることで、
素敵なお返しがもらえるということだった。
どんなお返しがもらえるのか期待を胸に膨らませ、
我々は500円を奮発し、キティちゃんにバラ(造花)をプレゼントすることにした。

列に並んでいるとき、娘はバラをプレゼントする練習をしていた。絵に向かって。
実際にキティちゃんと撮影した写真は残念ながらお見せすることはできないが、
娘はとても喜んでいた。
「キティちゃんに会ったら何がしたい?」
「えっとねぇー!ぎゅーしたい!!」
会う前に言っていたそんな夢もしっかり叶えることができた。
ちなみに、バラのお礼はキーホルダーだった。

飲食スペースは混雑しているかと思ったら、意外とそんなことはなかった。
まぁ平日だからだと思うが、結構余裕で座ることができた。

私は「ぐでたまのローストビーフ丼」を注文した。
このメニューは「ぐでたま」とあるだけに、
本来はぐでたまの顔が描かれた生卵が上に乗っかる。
しかし私は生卵が苦手なので、卵抜きを注文した。
ただのローストビーフ丼になった。

食事を終えて、施設内を練り歩く。
いたるところに撮影スポットがあるので、
一日中かけて撮り歩いてもきっと足りないくらいだ。
こんな感じの、まさにインスタ映えしそうなところがたくさんある。
ギャルたちがパシャパシャ撮っていたので、ここはとてもいいスポットなのだろう。
私も娘を撮影しようとしたが、逃げられてしまった。

「ぐでたま・ザ・ムービー」はなかなか面白かった。
スクリーンに映るぐでたまと、観客が会話を交わして進行していくよくあるやつだ。
これやる人の頭の回転ってすごい早いな〜といつも関心してしまう。

朝からずっと息子を抱っこしていたので、肩が凝ってしまった。
ちょっと休憩がてらおろして無理やり撮影したら、大泣きされた。

最後は、「KAWAII KABUKI」。通称、キティちゃん歌舞伎だ。
キティちゃんと歌舞伎という違和感しかない組み合わせに、
最初は斜めにかまえて見るつもりだったのだが、
なんとこれが意外と迫力があって楽しめた。
演出もすごくて、歌舞伎がこんなふうに楽しめるのなら、
本物の歌舞伎も一度は見てみたいものだと思えるくらいだった。

ということで、朝から結局閉園まで遊んでしまった。
予想以上に楽しめたというのが正直な感想である。
コンテンツも充実しているし、子供が楽しめるような要素が盛りだくさんなので、
全部満喫しようとすると一度だけでは無理だろう。
ひとつ難点を言うとしたら、各キャラクターとの写真撮影だ。
キャラクターの撮影時間にはそれぞれ制限時間がある。
キティちゃんと一緒に写真を撮れると思ってワクワク並んでいたら、
目の前で時間切れになり、なんだかよくわからない初見のキャラクターと撮影をするという羽目になってしまう。
娘の心境を考えると、これはちょっと可哀想だった。
もちろんキティちゃんのことを考えると長時間労働は心配だし、
きっといろんな制約なんかもあるのだろう。
だけどもうちょっと、そこは分身とかして上手くできんもんかと思ってしまった。
まぁでもとにかく普通に楽しめたサンリオピューロランド。
この私でも楽しめたのだから、普通の人ならもっと楽しめることは間違いないだろう。