【登山】上高地〜涸沢小屋(1日目)
2018/04/28
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「アルピコ交通さわんど車庫前」の駐車場に到着したのは午前1時頃。
ここで車中泊し、午前4時40分頃のバスで上高地へ向かった。
連休ということで混雑しているかと思ったが、意外とそうでもない。
というのも、上高地行きへのバス停は全部で5箇所くらいあるらしく、
この「アルピコ交通さわんど車庫前」は、丁度真ん中とのこと。
一番最初の始発が一番混雑するみたいだったが、
バスの本数がたくさんあったので難なく乗車することができた。

バスに揺られておよそ20分。
見慣れた景色、上高地バス停に到着した。
まだ夜明け前だというのに、人がこれだけいる。
気温は10度以下で、かなり寒かった。

先輩と一緒に記念撮影をしながら歩いて行く。
お互い、最近山に登っていなかったこともあり、
無理をしないペースでしっかり休憩を取りながら進んでいく。

普段なら入口付近は観光客で溢れかえるところだが、
この時間帯ゆえにすれ違うのはほぼすべて登山ガチ勢。

マイナスイオンがバッシバシ。

樹林帯に突入する頃には日が登りはじめた。
ここから少しずつ気温が上がってくる。
(それまでは寒すぎた)

道の脇にはまだ残雪が。

見てください、この水の透明度。

明神館へ到着。

記念写真をパシャリ。

中央にお猿がいるのだが、おわかりいただけるだろうか。
道中、たくさんのお猿を見ることができた。
かなり人馴れしているらしく、近寄っても全然逃げない。

完全に日が昇った。
雲ひとつない晴天。最高の登山日和だ!

徳澤園に到着。
いや別に何をしたわけでもないけれど。

ここから横尾まで約4km。まだまだ歩くなぁ。
しかしほぼ平坦だから足の疲労はそこまでない。
それよりも、水を2Lも余計に持ってきてしまったせいで、
肩が痛くなってきた。失敗。

水面を見ていただければわかると思うが、風もほとんど吹いていない。
ここまで完璧なコンディションがかつてあっただろうか?

川沿いを歩いているだけで気持ちいい。

うおっまぶしっ

なんかポーズがダサい。

というわけで横尾に到着。
奥穂高に行くか、あるいは槍ヶ岳へ行くか。
その分かれ道が、ここ横尾だ。今回は唐沢へGO!

と、その前に腹が減ったので食事TIME。
昨日スーパーで購入した「ぶっこみ飯」なるものを食べる。
このぶっこみシリーズが予想以上にうまいのよ。すげーかさばるけど。

横尾を抜けると、雪が大分多くなってきた。
先輩からの前情報だと、「10本爪アイゼンがあれば問題無い」とのことだ。
しかし私は以前の登山で10本爪が破損しており、6本しか持ってきていなかった(チーン)。

目の前には雪景色が広がってきた。

本谷橋をこえた辺りから、ほぼすべて雪道。
皆この辺りでアイゼンを装着し始める。

私も便乗してアイゼンを装着。6本爪がなんとも心もとない。

登っているときはそんなでもなかったけれど、
写真で見返してみると結構すげぇところ行っているなと思う。

スパートの辺りはもう一面雪景色。
ただひたすら上を目指すのみ。正直振り返るのが怖かった。

ようやく目的地へ到着!
ブランクもあるので、無理せず奥穂高、北穂高などへのアタックは今回しない予定。
ちなみに、登りきったところに見えるのは名物テント村。
これが夜すごい綺麗なのです。
そして、奥に見えるのが今晩寝泊まりする「涸沢小屋」だ。

登ってきた道を振り返ると、続々と登山客が登ってくる。
なんかアリの行列みたいだ。

涸沢歴10回を超える先輩がオススメするのは、「涸沢ヒュッテのおでん」。
おでんを食べに、まずは涸沢ヒュッテへ向かった。

雲ひとつない青空に、白銀の雪山。そして熱々のおでんと、赤ワイン。
すべてが最高のシチュエーションに、酔いしれる(本当に酔っ払ってしまった)。

おでんを食べて、腹も満腹。体はヘトヘト。
夜も睡眠時間が短かったので、そりゃあ当然眠くなる。
奥に見える「涸沢小屋」にチェックインし、1時間ほど仮眠を取る。

近くから見上げた涸沢小屋。

寄って撮った涸沢小屋。

先輩はまだ寝ていたので、一人抜け出しお菓子とコーラでもう一杯。
いや〜素晴らしいね。

涸沢小屋から見下ろすテント村は、それはもうカラフルだった。
夜も一応写真撮ったのだが、ミラーレスではうまく撮れなくてアカンかった。
以下は、泊まる小屋のメモ。
涸沢には「涸沢ヒュッテ」と「涸沢小屋」の2つがあるけれど、
人気があるのは「涸沢ヒュッテ」。
登山ルートからのアクセスがいいからとか色々理由があるらしいが、
とにかく涸沢ヒュッテの方が人気があるらしい(おでんもあるし)。
でも、今回はあえて先輩の判断で「涸沢小屋」を選択。
少し登らなければたどり着けないからか、唐沢小屋はあまり人が多くない。
しかし、だからこそ快適な夜を過ごすことができるのだ。
実際、涸沢小屋は最高の小屋だった。
やっぱり先輩はベテランなだけあって頼れるなぁ。
2日目へ続く。