一年以上「リーダー」を勤め続けて感じたこと

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3月末に、会社の所属組織でチームの再編が行われる。
私が1年以上リーダーとして勤めていたチームもメンバーが入れ替わる予定だ。

私のチームは唯一の女性社員が去年退職してから、
男性率100%という非常事態に陥っていたのだが、
特に大きなトラブルもなく、男子校のノリでなんとか乗り切ってきた。

自分で言うのもあれが、本当に安定感のあるチームで良かったと思っている。
何故ここまで安定したチーム運営ができたのか。
改めて考えてみたのだが、私自身に優れたマネジメント能力があったとか、
そんなんではなく、メンバー一人ひとりに強い責任感が根付いている点が、
要素として大きいのだと感じている。

仕事自体は個人プレーの制作業務なのだが、チーム間のノウハウ共有はもとより、
言いたいことを言い合える風土が自然と醸成されていることも助けられたポイントだった。
決しておべっかを使い合うようなコミュニケーションではなく、
むしろ相手を強くライバル視し、お互いに刺激し、成長し合えるような環境だからこそ、
チームとして(1年前に比べれば)大きな成果を残すことができたのだと思う。

自分のことは自分でしっかり尻拭いをして、責任を持って仕事をする。
私が提唱してきたのはこれくらいのことで、
むしろ私が助けられてきたことの方が多かった気がする。

じゃあお前はリーダーとしてどんな強みがあるのだと聞かれたら、
自分自身の弱さを深く理解しているところだと言える。

人の人生に大きな影響を与えられるような発言をできるわけでもなく、
革命が起きるような行動を率先してやるわけでもない。
しかし、実直に現場目線に寄り添い、
弱い人間だからこそ理解できる、メンバーの弱い部分をサポートしてきた。
そして、それぞれの強みを見たうえで、適材適所なミッションを与えてきた。

これが私のやり方にとても合っていたし、
チームとしての団結力を高めることができた要因なのだと思っている。
新しいメンバー構成になっても、このDNAは引き継いで円滑な運営を行っていきたい。

そして、私自身ももちろんこのままではいけないと思うので、
そろそろ変わっていかないとなぁと思う今日このごろであった。
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