
恒例となっている初日の出の写真を今年も撮影してきた。
今回撮影に挑んだのは、神奈川県の本牧に位置する「横浜港シンボルタワー」。
→公式HP
12月30日~1月3日までは年末年始のため通常運営は休業となり、
1月1日だけ「初日の出・ご来光アワー」の時間帯のみの営業となっている。
車でのアクセスは首都高「本牧ふ頭出口」より約10分。
アクセスが良いため例年混雑するため、早めに到着することにした。
駐車場に入れるのは朝5時からだったが、既に車が長蛇の列を作っていた。
到着するやいなや、我こそはと皆出口付近に駐車。
僅か30分ほどで駐車場はほぼ満車状態になった。
(駐車場に入れない場合も、路上駐車?みたいな感じで海沿いに駐められるらしい?)
無事駐車場に停められたからといって安心はしていられない。
良い写真をおさめるためには、日の出までやることがある。
いつも私が実戦している「初めてでもそれなりに日の出を良い感じで撮るポイント」をここに記す。
★ポイント1:焦らないこと
到着と同時にたくさんの人がすぐに車を出て、
日の出を見る場所を確保しようとタワーに登っていったが、
まだ日の出まで2時間近くある。
私もかつて同じような行動をとっていたのだが、この2時間弱もの間、
凍えながら僅か数分間の日の出のために我慢するということが、
どれほど釣り合っていないかをよく知っている。
だから、周囲の人達に踊らされて早朝から場所を確保するなんてのはナンセンス。
もちろん、ベストポジションをどうしても確保して最高の1枚を収めたいというのなら、
話は変わってくるかもしれないが、正直、
写っているのは海と空と太陽のみなのでぶっちゃけどこでもあまり変わらなかったりする。
★ポイント2:ロケハンをする
ロケハン(ロケーション・ハンティング)で、人だかりがなさそうな場所を
予め探しておくことをオススメする。
周囲の人は大体が「ベストポジション」と思われる場所を陣取ることになるので、
それ以外の自分なりのベストポジション、それも人があまり集まらなそうなところを探すのだ。
このときに必要なのはコンパス。
場所が良さそうでも、全然見当違いのところに太陽が出てしまっては意味がない。
しっかり太陽の出る位置と、ロケーションを確認して「ここだ!」と
思える場所が見つかったら大人しく車にでも戻ろう。
★ポイント3:しっかり仮眠をとる
さて、ロケハンもして車に戻ったら待機だが、
それまで何をしているかというと、ズバリ仮眠をオススメする。
初日の出は早朝ということもあり、眠いものなのだ。
待っている間に眠気で意識が朦朧として、
初日の出を見たのに家に帰ったらどんなだったかあまりよく覚えていない〜。
なんて人もいるのではないだろうか。
つまり、眠くて初日の出どころじゃなくなってしまうのだ。
それではせっかく美しい初日の出を見に来たのに本末転倒。
意識をしっかりした状態で見るために最善の方法は、仮眠なのだ。
というわけで、本日撮影した写真を連々とアップしていく。
■カメラ:Nikon D750
■レンズ:24-70mm f/2.8E ED VR、18-35mm f/3.5-4.5G ED

AM6:30。
まだ日の出る気配はない。初日の出の時間はだいたい例年6:50頃だ。
こういう場には「アレじゃない!?アレ、太陽じゃない!?」と、
気が早い人を目にしたことがある方もいると思うが、
そういう人は無視してじっくり待とう。

雲と空に一筋の光が見えたら、そこが太陽が出てくるという場所になる。

頭が出てきた。

初日の出到来!元旦って感じです。

横浜港シンボルタワーには初めて来たのだが、とにかく人が多くて驚いた。
初日の出はどの場所でも比較的綺麗に見えて良いのだが、
唯一の注意点は帰りの渋滞だ。
駐車場を出るために料金所にお金を入れてバーをくぐらなければいけないのだが、
ここで車が詰まって渋滞しまくるのだ。
8時半頃に出ても全然車が進まなく、10時近くになってしまったので、
これだったらシンボルタワー付近にあった休憩所で仮眠でも取っていたほうがマシである。
もし行かれる方は、ぜひ焦らずにゆっくり帰宅のチャンスを伺うことをオススメする。