スマホアプリ日記vol.122【ブレオデ】なかなか飽きない久々の良作
2016/09/03
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リリース初日からプレイしている、ブレイジングオデッセイが面白い。
数多のスマホゲームをプレイしてきた私が信じていない言葉は、
「本格派RPG」「やりこみ要素満載」「美麗」などといった誘い文句であり、
これらの言葉に幾多と騙されてきた。
そして、ブレイジングオデッセイ(以下:ブレオデ)も例外ではなく、
リリース前から「本格派RPG」を謳っていた。
尚、開発元はgumi。
ブレフロなど、一時期かなり遊ばせてもらっただけに、
ブレオデも少しは遊べるだろうと思って初日からプレイしていた。
どうせランク上昇が頭打ちになったところで課金が必要になり、
アンインストールのコースだなと思ったのだが、
良い意味で期待を裏切られた。
ゲームの紹介
どういうゲームかというと、その名の通り、本当に「RPG」をしている珍しいスマホゲーム。
フィールドを探索し、アイテムをゲットしたり、仕掛けを解除してダンジョンを攻略したりと、
それなりに頭を使うシーンもあったりする。

戦闘方法は、ブレフロ(ブレイブフロンティア)をやったことがある方なら分かると思うのだが、
画面下のキャラクターアイコンをタップすると攻撃し、
上にスワイプするとスキルを発動するといったシンプルなもの。
この操作性が実に気持ちよく、サクサクとバトルが進むのはスマホ専用としては
非常によく考えられているバランスだと思った。
早ければ5秒もかからずに戦闘が終わることもあり、ストレスが本当にないのだ。
課金についての考え方
優秀なコンシューマーゲーム出身者たちの協力もあり、
戦闘やフィールド探索などについては現時点のスマホPRGでは最高峰のできと言えるだろう。
しかし、私が注目したのはそれ以外の課金周りについての考え方だ。
一般的なスマホアプリは、レアキャラ・強キャラの出現確立を極端に低く設定し、
とにかく課金させまくるという汚いやり方になってしまうのだと思う。
対して、ブレオデの評価すべきは、
あえてガチャでレアキャラ・強キャラの出現確立が高めに設定されているように思える。
その分、キャラクターを育成するには労力と、
覚醒のために必要なレアキャラクターが複数必要となっている。
(キャラクターの隠し能力を引き出すためには、同じキャラクターが何体も必要になる)
つまり、ガチャをゆるくして、育成に石(課金アイテム)を使わせる新しいモデルなのだ。
育成に同じキャラクターが必要とは言え、
現状ではそこまで何十体も必要ではないし、多分やりこむ人専用の要素みたいなものだから、
ほとんど気にしなくてもいいレベル。
とにかく、高レアが引けない→ユーザーが離れていくという流れを第一段階で回避できている。
そして、育成をさせていけば必然的に同じキャラが出てきて、覚醒強化が可能なのだ。
何よりポイントなのは、育成に必要な石(課金アイテム)は、微量だという点。
「ガチャで大量課金を狙う」というモデルから、
「育成で微課金、アクティブユーザーを逃がさない」というモデルに移行しようとしているのだ。
継続してプレイさせることで、キャラクターの強化を着実に実感できるのは、
本来のRPGの醍醐味であるはずだし、その辺もコンシューマーゲームに習った良いアイデアだと思う。
gumiのやり方なのか
私の深読みなのかもしれないが、App Storeを見てみると、
gumiの作品は総じて50位〜30位をウロウロしているのだ。
ブレイジングオデッセイ、ブレイブフロンティア、FFBE、他が為のアルケミスト。
これらの作品の共通点は、「一発ドカン」の集金イベントをほとんどやっていないというところではないか。
App Storeの上位作品を見てみると、
特にガンホーやMixiなどはひとつのタイトルだけで持っているような会社が多いのだが、
gumiは安定した順位に複数タイトルを持つことで、堅調に業績を伸ばしていることが分かる。
gumiはその昔、「上場ゴール」などと言われ悪評も高まっていた時期があったが、
この堅実で着実なやり方は見直してしまった。
ブレオデの今後に、期待が高まる。