
ホテルの40階。
高級料理店で撮影の仕事をしている合間、ふと窓の外を見るとそこには綺麗な夜景が広がっていた。
一眼レフは三脚に固定してあったので、カバンに入っていたコンデジで撮影。
空が若干ガスっており、ビルの明かりも少し朧な感じだった。まさにFF7のミッドガルのような光景。(こういうこと言うからオタクなんだよ)
田んぼしかない長野のド田舎から上京して8年。
今こんなところで自分が働いているんだと思うと改めて不思議に思う。この仕事は毎日色んな所へ行けて、毎日色んな人と接して、毎日気を使う。
1日の時間の流れがとても早く、気がつけば夜になってしまう。
飽きはしないし、人と接する事を楽しいと思えるようになったのはこの仕事のお陰だけど、人間不信にもなってしまいました。
毎日カメラのファインダーを覗いていると自然と観察力や洞察力が身に付いてくる。『見る』『看る』『観る』『視る』という事に非常に長けてくるのだ。だから分かる事もある。
接する人数が多ければ多い程、社内・社外問わず知りたくもない情報が次々と入ってくる。知っていても知らないフリをするのが苦手な私はすぐに顔に出るし、嘘もつけない。
世の中、知らない方が幸せな事の方が多いのだなと思った。
この業界、正直者は生きるのが辛いのかもしれないです。
海賊王を目指して航海をするルフィや、ポケモンマスターを目指して旅に出てるサトシ。
彼らは目的を果たした後に一体どうするのだろうか。
なんて事考えていたら
『なりさこさん!次きましたよ!』
呼ばれた私はまたシゴトに戻る。
ベルギーチョコレート美味しかったです。ありがとうございます。
ちょっと厨二な日記になってしまいました。