昨日が悪天候だったため、日程をこの日に決定。宿泊予定の富士見平小屋にも電話し、予約日を変更していただきました。
シンプルですが、コースは下記の通り。
●1日目
韮崎駅→(バス)→瑞牆山荘→富士見平小屋→大日小屋→金峰山→富士見平小屋(泊)
●2日目
富士見平小屋→瑞牆山→富士見平小屋→瑞牆山荘→(バス)→増富の湯(温泉)→韮崎駅

天気はほとんど曇りで、2日間を通してあまり青空を拝むことはできませんでした。
韮崎駅から登山口の瑞牆山荘まではバス移動。このバスの一番朝早い便(8時50分)に乗るためには朝5時に起床する必要がありました。
寝坊せずに時間通り起床し、横浜線で八王子→あずさで韮崎へと移動するところからこの日は始まります。

韮崎駅から約1時間15分。登山口のある瑞牆山荘へ到着しました。
駐車場がしっかり整備されており、自家用車で来ている方の方が多かったです。

登山開始!
ゆるやかな登りが富士見平小屋まで続きます。

山小屋の主人から聞いた話ですが、”最近”クマが本当に出たらしいです(最近が何カ月前か、何年前かは定かではありません)。

まだ午前中は空が青く、太陽が顔をのぞかせていました、
久しぶりの森林浴に心も踊ります。

迷わないようにしっかりと登山道が整備されています。テープも新しく、分かりやすい!

やはり自家用車で着ている方が多いためか、周りにはほとんど人が見当たりませんでした。しかし逆に好都合。鼻歌交じりに登山を思う存分楽しめました。

登山へ行く度にカット数が少なくなってくるので、少し不安に感じています。
最近は1枚撮ったら画像を確認せず、すぐにカメラをしまってしまうクセがついてしまいました。

富士見平小屋に到着。
この小屋を分岐点に、瑞牆山と金峰山へ登り口が分かれます。
本日はこの小屋に宿泊予定ですが、まだ時間が早いのでスルーで。金峰山へと急ぎます。

今回の登山を最後に、しばらく山に登れそうになさそうなので、じっくりとその一歩を踏みしめます。

大日小屋へと進みます。

地図によると富士見平小屋から大日小屋までは1時間。初心に返り、ゆっくり丁寧な足取りで怪我をしないよう心がけます。

登り途中に見れた一瞬の青空。
思い返すと、1日目の午前中しか青空を見ていない気がする。

大日小屋へ到着!
少し山道を降りたところにあります。
ちなみに大日小屋は元々避難小屋。今は富士見平小屋の主人の管理下にあるそうです。大日小屋は無人小屋として運営しており(素泊のみ)、もちろん無断での利用はNG。

残り半分。金峰山へと向かいます。

瑞牆山荘登山口から金峰山への往復は、ガイドブックによると7時間とのことですが、そこまで時間はかからないと思いました。
所々迷いそうなポイントはありましたが基本的には登りやすい山です。

おや、雲の様子が崩れてきたぞ。

山頂までここから約1時間50分。
時間にして、お昼の12時を過ぎたところです。

なかなかの険しい登りを経て、ようやく稜線に出ました。
クソッ、これが青空だったらどんなに素晴らしい景色だったか。奥秩父一の展望がこれでは台無しです。

何箇所か鎖場がありましたが、かなりしっかり固定されているので安心して身を任せることができます。初心者の方でも全然余裕でいけると思います。

稜線の足元はほとんど岩場。
ぴょこぴょこ岩を飛び移るように登りましたが、転んだら大変です。

やっと山頂が見えてきました!
金峰山山頂の目印は、「五丈岩」と呼ばれる約5段の大岩。雲がかかっていて見えにくいですが、五丈岩の上に誰かが登っていますね。

五丈岩を背景に、鳥居。
ここから約3分、更に奥に進んだところが、

山頂です。イエ―!
そして見よ、山頂からのこの絶景をッ!!
↓

(´;ω;`)ブワッ

14時頃。仕方がないのでここで少し遅めの昼食にします。
今日の昼食はこれ!熊出没注意ラーメン!
面白がって購入したこのラーメンですが買う前にちゃんと必要な水の量を見ておくべきでした。
持っていた水の量は全然大丈夫なのですが、このラーメンを作るのに必要な水量が600ml。多すぎるぜ。スープを山に捨てるわけにはいかないので、毎回しっかり飲み干しているのですが、600mlを全部飲むのは流石にきつかったです。

食事を終え、腹がタプタプになりながら下山しようとしたところ、一瞬青空が見えたのでパシャリ。
いや、別に、何も面白く無い写真なんですけどね。この後、小雨が降り始めたので急いで下山します。

先日の雨の影響か、今降っている小雨の影響か、遊歩道は所々グチャグチャで結構避けるのが大変でした。翌日の山行も思いやられます。

全体を通して曇りだったので、そこまで気温が高かったわけではありませんが、とにかく蒸しました。

降りだした小雨も心配なので、かけるように下山して、予定の1時間も早く富士見平小屋に到着。
ちなみに、この日の富士見平小屋の宿泊客はなんとたったの2名でした(私含め)。夏休みのシーズン中は、やっぱり北ア・南アなどに人が集中することと、この富士見平の小屋自体が登山口から約1時間という理由で、穴場スポットのような感じになっているのかなと思いました。
素泊まり(自炊)で4500円です。

これが本日の夕食。いつも代わり映えのない飯の写真で申し訳ありません。
夜は、この日に宿泊した2名(私ともう一人の年配の方)に対し、主人が色々と気前良くサービスを振る舞ってくれました。
アルコールランプ1つの部屋で、お酒・カットメロンを肴に、主人の山に対するアツい想いを受け止めた一夜。
21時に就寝です。
翌日へ続く。