【イタリア旅行7日目】ミラノ→成田空港

いよいよイタリア旅行最終日。
最後はミラノ市内を観光し、午後にはもうマルペンサ空港へ行かなければなりません。観光できる時間は午前中だけ、という忙しいスケジュールの中で、最後の思い出を胸に刻みます。

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ロンバルディア州都ミラノの象徴と言われている、ミラノのドゥオモ。ミラノの中心部に位置するこの地で最後の観光です。

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ミラノには、初代の宮廷劇場以来の伝統を誇る、イタリアオペラ界の最高峰とされるあのスカラ座もあります。

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マルペンサ空港にて。
いよいよ、日本に帰る時間がやってきました。


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ホテルで簡単に朝食を済ませます。イタリアのホテルでは、ビュッフェとは言いつつもレパートリーが少ないのでいつも同じような感じになってしまいますね。

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朝食を済ませたら、急ぎ足でスフォルツェスコ城へ向かいます。
こちらはスフォルツェスコ城の高く、そして横に長い城壁。

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別の角度から。
1400年代にミラノ公爵がヴィスコンティ家の居城を改築して建設した城塞です。場内の一部は今でも美術館として使用されており、中庭までは一般公開なので無料で入ることができます。

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入り口正面から。

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中世時代の鎧をまとったコスプレおじさんがこの周辺にウロウロしており、「写真を一緒に撮らないか」と執拗に声をかけてきます。
しかし安易にそれを受けてはいけません。撮影後に法外な金額を迫られることもあるようなので、無視が一番とのことです。日本人は当たり前のように、「無視するのは相手に悪い」という気持ちがありますが、ここではそんな良心を持っている人ほど被害に合いやすいのだとか。

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城内の中庭です。
2015年に開催されるミラノ国際博覧会の準備をしている最中でした。ここも大きく中が変わるようですが、まだまだガラーンとしており、なかなか進捗していないようです。

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スフォルツェスコ城は星形の城壁に囲まれ、もともとは軍事要塞として建てられていました。攻めにくい構造で、当時はとても画期的な作りとされていたそうです。

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レンガで建てられた建築物も、当時の人々は時間の経過とともに部分的に崩れてしまったり、被害にあって壊れてしまうことを想定していました。
所々、レンガに開いている穴は、そういった破損箇所を修復するために人間が登る用の足掛け穴。現代のように高いところへ一気に運んでくれるクレーンゴンドラのようなものは存在しなかった時代ですからね。

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城を出てすぐ目に入った遺跡。なんか可愛らしかったので撮影しました。
ジブリの作品の中に出てくるような、そんな雰囲気です。そしていよいよミラノ中心部へ移動を開始。

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少々すっ飛ばしてしまいましたが、ミラノ中心部にきました。
これがあの有名な「スカラ座」。もちろん現在も現役で劇場などで使用されています。当時は高貴で裕福なミラノ市民の絶好の社交場として利用されていました。

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スカラ座のすぐ側にあるのが、レオナルド広場。
正面から像を撮影しようと思ったのですが、激しい逆光で撮影不可だったため背中というショボイ写真になってしまいました。

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スカラ座を背に、レオナルド広場を経由して、ミラノの中心部・ドゥオモ広場へと向かいます。

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ベンツショップ!この辺りはもう完全に高級ブランドショップの街。

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日本でもよく見かけるような有名ブランド店がわんさかです。

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長い長いブランド商店街(?)を抜けると、ドゥオモ広場に到着しました。
ドゥオモドゥオモうるさいですが、ドゥオモを背景に、ハイドゥーモ!(パシャリ)
これも逆光でしたが、頑張って撮影しました。

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ドゥオモの向かい側(広場側)。
ここにはハトがたくさんいました。しかしその原因は、おそらくハトの餌を持ってウロウロしている、通称「餌売りオヤジ」がたくさんいるから。
中世コスプレ写真おじさんの次は、無理やりハトの餌を観光客に渡そうとしてくる「餌売りオヤジ」です。しかし、ここでもその餌を安易に受け取ってはいけません。やはり法外な料金を請求されるからです。
かなり強引に餌を渡そうとしてくるのですが、何度振り払っても決して折れない彼等のメンタルが強靭すぎて恐ろしい。日本のティッシュ配りの比じゃねぇよあれは。

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さて気を取り直して、ドゥオモの中に入ります。

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完成したのは1800年代だそうですが、建造着手から約500年かかったそうです。

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きめ細かな細工が人々を魅了するのはいつの時代でも変わりません。

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スフォルツェスコ城と同じく、こちらもミラノ国際博覧会に合わせて修復が進んでおりました。

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迫力がある像をパシャリ。ちょっぴり怖いですね。

さて、ミラノの観光は残念ながらここで終わりです。
昼前にマルペンサ空港へ向かわなければなりません。

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正午くらいにマルペンサ空港に到着。
免税手続きやら荷物検査やらと、色々手続きして飛行機への搭乗準備を早めに済ませます。

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地上から見る最後のイタリア。アリーヴェデルチ!

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眼下には、名前は分かりませんが、綺麗な湖が広がっていました。

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あっという間に雲の上です。行きも帰りも、運良く窓際に座れたからラッキーでした。

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少し遅めの昼食に機内食。お腹はペコペコです。

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イタリアから成田空港までかかる飛行時間は約12時間45分。
帰国の翌日からいきなり仕事が始まってしまうので、帰りの飛行機では絶対に寝ようと思っていたのですが、全然寝れん!私は飛行機の中では寝れないということがわかりました。
ふと窓の外を見ると、月が明るく光っていました(写真中央の明るい点が月です)。

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日本に到着するのは現地時間の9時頃。
フリードリンクを取りに行こうと機内を歩いていると、反対側の窓から太陽の光があふれているのを発見。何時だったのか頭が朦朧としていて覚えていませんが、夜が明ける瞬間をとらえることができました。

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太陽が出た瞬間も、見逃さずシャッターを切ります。

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着陸前に朝食が出ました。今回の旅行で出たものは、これですべて完食!

そして、予定通り9時頃に無事日本に帰国しました。日付はとっくに変わっていて、5月14日です。
翌日から普通に仕事を入れてしまったことに後悔しつつ、帰路につきます。帰りの電車の中では完全に爆睡しました。

以上、これでイタリア旅行記は完結です(長かった)。
日中すべて空が晴れていたこと、スケジュール通りに行動できていたこと、歴史深い美しい街で新婚旅行の思い出がつくれたこと。そして何より、ケンカを一度もしなかったこと。今回の旅行は何から何まで、すべてが本当に良かったです。

しかし、妻からすると、写真を撮るためにチョロチョロ動きまわり、スタンドプレーに走る私にきっとイラついていたりしたはずです。でも、そんなときも怒らずに(半ば呆れ顔でしたが)待ってくれていたことに、心から本当に感謝しています。次に海外旅行に行くときは、もう少し妻に迷惑をかけないよう配慮して行きたいですね。

終わり。
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