【イタリア旅行3日目】ローマ市内観光→フィレンツェ

最初に言い忘れていましたが、今回の旅行では一眼レフで撮影をしています。
メインのレンズは12-24mmの全力広角レンズ。
背が高く、そして横に長い建造物や彫刻を撮影するときに、最大限の迫力で写したいという考えから、このレンズをメインに選びました。
もちろん標準レンズも持っていったのですが、ほとんど使うことはありませんでした(付け替えが面倒臭かったということもありますが)。

それでは3日目。
見どころ満載のローマ市内を観光しました。
バチカン美術館、システィーナ礼拝堂、サン・ピエトロ大聖堂、そしてコロッセオ、トレビの泉を周り、午後はフィレンツェへ向かいます。

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歴史的建造物を眺めながら、日本語音声で解説を受けます。
個人的には古代の美術品などはあまり関心のない分野だったのですが、実際に説明を聞きながら作品を目にすることで、どんどん面白くなってくるのが分かります。普段歴史や美術に興味がない方でも間違いなく楽しめるはず。

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コロッセオにて。
この日も天気が良かったです。

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トレビの泉。
とにかく人が群がっていて凄まじい光景でした。


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ホテルでビュッフェ形式の朝食を済ませ、ローマ観光へ出発。

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高い壁に囲まれた建物と、人だかりが。そう、あれは

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バチカン美術館です。

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入り口はこちら。もうこの時点で混雑気味です。

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美術館内の警備体制は厳重です。持ち物検査も徹底して行われていました。

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混雑している館内では悠長に絵の説明なんかしている暇はないため、入館前にまずは簡単にどういった絵が展示されているのか、簡単に説明を受けました。
500年以上の歴史を持つバチカン美術館の見学コースは、キリスト教美術などの専門美術館のほか、ミケランジェロの絵画で知られるシスティーナ礼拝堂も含まれています。

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説明が終わり、いったん中庭みたいなところに出ました。

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記念撮影。なんだかシュールです。

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ここから本格的に美術館見学のスタート。

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見上げるのも大変なほど高い天井には、必ず何らかの絵が描かれていました。恐らく何度か修復の手は入れられていると思うのですが、いずれも繊細でとても細かい絵ばかりです。
色々説明を丁寧に受けたのですが、流石に全部は覚えきれません。

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彫刻は壊れかけているものもありましたが、まだ形がここまで綺麗に残っているなんて素晴らしいですね。

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天井に描かれている作品は連作になっているらしく、しっかり一つひとつに深い意味があるそうです。

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人混みが激しく、列の流れも早いため、写真撮影には時間をかけてられません。パパっと1カットだけ撮ってその場を去ります。

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このような歴史的作品に、私のチープなコメントを付けていいものなのだろうか。

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今回バチカン美術館を案内してくださったガイドの方は、日本人女性でした。

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その方はもともと美術を専攻し、美術を学ぶために留学でイタリアにきていたとか。
たいへん美術や歴史に詳しい方で、それぞれの作品やシスティーナ礼拝堂の絵画、彫刻を詳しく解説をしてくれました。

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今回の発見として、宗教画にはそれぞれ深い意味が込められていて「面白い」ということ。そんな一言で片付けんなよって言われるかもしれませんが。美術にこれだけ惹かれたことがあっただろうか。

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長い長い渡り廊下にも、一切の手抜きがなく、細部まで彫刻が施されております。

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お土産コーナーもあるよ。

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本当は絵一つひとつの解説を、ここで書くことが出来たら閲覧者の方々にも必ずや有益な情報をお伝えすることができると思うのですが、正直覚えておらず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

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やっぱり何の解説も受けないでこのような作品を見ても、「ただ絵を見てる」だけになってしまうんですよね。実際に見に行って、話を聞くと面白さが分かると思います。いや、面白いはず。
この魅力を伝えられないことが悔しく、もどかしい。

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首がもげているように見えます。これも解説していただいたのですが、クソッ、思い出せん。

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そうそう、そういえばバチカン美術館の宗教画を見て感じたのですが、なんか漫画「ワンピース」の扉絵に”似ている”んです。
もちろん、作風が似ているわけじゃあないんですが、一枚の絵の中で一人ひとりが違うことをしていて、でもそれぞれの人物が意味・目的があることをしていて、そこから総合的な世界観ができあがっているような。
上手く伝えられませんね。申し訳ない。

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大きい部屋に入るたび、「オー」と声が上がります。どうやってあんな高いところに絵を描いたのか。どれだけの時間がかかったのか。私には想像できませぬ。

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これは一体何に使われたのでしょうか。

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360度どこを見回しても絵、絵、絵。
美術好きな人にはたまらないと思います。

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さて、バチカン美術館からシスティーナ礼拝堂へ移動したのですが、どこまでがバチカン美術館でどこからがシスティーナ大聖堂なのか、残っている写真だと正直区別がつきませんでした。情けない。
いや、まぁ言い訳なんですけどね、実際に行ってみると本当に凄いんですって。広いしデカイしダンジョンみたいだし!

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バチカン美術館→システィーナ礼拝堂→サン・ピエトロ大聖堂。

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天使が手にしている瓶には水が。

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なんかこういう綺麗な建物の中で天井を見上げていると、何かがデジャヴしてきました。
そうだ、東京駅のデジャヴだ。東京駅がリニューアルされたとき、誰もが天井を見上げて「すげぇ〜」とか言いながらパシャパシャ写メを撮影していたあの光景!
しかし、やっぱり東京駅なんてものとは似て非なるもの。東京に戻って駅内を改めて見てみましたが、古代ローマの偉大さを改めて思い知らされます。

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昔の人たちはどうやってこんなに綺麗にシンメトリーな造形ができたのだろう。

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写真には写っていませんが、この下にミイラがありますと言われて見に行ったのですが、確かにミイラっぽいものが見えました。
「ミイラがあります」って言われただけなので、あれが本物なのかレプリカなのか、私には区別がつきません。

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サン・ピエトロ大聖堂の外観。
白い大聖堂の背後に広がる真っ青の空。実にコントラストが美しかったです。
サン・ピエトロ大聖堂を抜けると、ちょうどそこはバチカン市国との国境です。

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バチカン市国に入り、せっかくなのでお土産店に入りました。バチカンでも有名な装飾グラスだそうです。ちょっとベネツィアグラスに似ていますね。
次はコロッセオへ向かいます。

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コロッセオへ向かう途中に見た建物。なんか説明されたのですが、これまた忘れてしまいました。なんか重要な建物だった気がします。

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日本のように新築物件を乱立させるのではなく、歴史ある建造物と共存するローマに憧れます。

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車の中からなのでよく見えなかったのですが、古城なんかもしっかりありました。中も探索できるみたいです。

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コロッセオ到着。
漠然とした夢でしたが、コロッセオを背景に、一度写真を撮ってみたかったという願いが叶った瞬間です。

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コロッセオの隣にある凱旋門は現在修復中とのことで、その全貌を見ることはできませんでした。

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次はトレビの泉を見に行きます。
コロッセオからトレビの泉までは距離的にも近く、アクセスも良好。

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散策しながらトレビの泉を目指します。
ローマの市内の魅力と言えば、やっぱり無数に存在する狭い路地。狭い路地ってなんだかワクワクしますよね。
建物の大きさが大体均一で路地が狭いため、日当たりもなく、涼しいのです。

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トレビの泉到着!

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横から見た図。こうして見ると凄い人混みです。
この辺りの治安はあまりよろしくないらしく、スリ集団や、謎の物売り、バラの花配り(配ってから金をせびる悪徳商売)が蔓延っている模様。
まぁ今回のイタリア旅行を通して、このような危険人物はどこにでもいましたけどね。

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日本と大きく異なるところは、イタリアでは築年数が経てば経つほど価値が出てくる物件も多いという点。なんでも、古代ローマ人の方が建築技術に優れていたことを今の時代の人たちが分かっている上で、新しい建造物を経てたりしないのだとか。それも相まって、住むにあたっての物件探しはかなり難しいそうです。

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ここで昼食。相変わらずボリュームが多い料理です。パスタにそろそろ飽きてきましたが、美味しいので満足しています。

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昼食後はスペイン階段にて記念撮影。

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フィレンツェまではここから約4時間(約285km)の大移動。
奥に見えるサン・ピエトロ大聖堂を背に、午後はフィレンツェに移動です。

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途中に立ち寄ったSA。
流暢な日本語で「安いよ安いよ!これ5つ買えば1個オマケしちゃうよ!」と話すとても商売熱心な店員がいました。

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それにしてもイタリアのSAは、外観だけではまったく分かりませんね。

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伝統工芸品から、

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何故かどこでも見かけるピノキオグッズ。イタリア中でこのピノキオ見ましたが、買っている人を見たのは1回だけでした。

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パスタや香辛料の種類は半端じゃないです。流石です。
数時間後、フィレンツェ到着。

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フィレンツェに着いて早々に夕食。
出出ーw再来伊麺奴ーーーWwwww
昼食のボリュームが多かったため、夕食は少し抑えめ。肉が美味しかったです。

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ちなみに、夕食をいただいたこのお店、日本人にもかなり人気が高いらしく、サッカー・中田のサインや、

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松岡修造のサインが店内に飾ってありました。

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この日の宿泊ホテル、SHIRATON FIRENZE HOTEL。これからここに2連泊します。

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ホテルフロント。

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部屋です。
翌日は一日かけてフィレンツェ市内を観光します。

フィレンツェもウフィッツィ美術館、ドゥオモ(花の聖母寺)、ミケランジェロ広場と見どころ満載。観光以外にも、日本で輸入されているブランド用品の本店などが、ここフィレンツェにはたくさんあります。
あのGUCCI(グッチくらい分かりますよ)の本店も、この街にあるということで、妻の意気込みも垣間見られました。


続く。

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