技術者の転職事情について考える

アベノミクスの影響からか景気の回復の兆しが見えてきて、去年から特にIT業界に関しては転職市場、求人数が更に増加してきました。もちろん今年もこのまま増加していくでしょう。
各企業で募集枠も増え、セミナーや選考会も頻繁に開催。転職希望者に向けて積極的な招致活動をするなど、アピールする企業の動きが目立つようになりました。中には、「応募受験料」を徴収する企業まで出てきています。人財が枯渇している時代には到底考えられないこの手法。今こういった動きが見られるのも、景気回復が大きく回復しているからと言わざるを得ません。

さて、IT業界の転職市場は非常に活発な状態にありますが、企業として欲している人財としては第二新卒、及び未経験者というレイヤーが多いです。それに反し、一方で「これを最後の転職にしたい」と常々考えている30代後半のベテラン技術者が多いこともまた事実。このように、意を決して応募に挑む個人と企業の間でミスマッチが生じていることは、転職市場では至極当たり前のように起こっており、思い通りに転職が成功しない要因のひとつではありました。しかし、これからの時代、このミスマッチ問題が少しずつ解消されていくのではないか、と密かに思って(願って)いるのです。

なぜかというと、各企業におけるIT部門の認識が大きく変わろうとしているから(各企業におけるIT部門の役割)。
IT部門は、利用部門の「請負人」「門番」かで今後のあり方が、今まさに大きく変わろうとしています。あ、SAPは例外か。

2014年の技術者の展望(ITpro)
「仕事の基本姿勢(自発性)」「ビジネスの変化に対応できる柔軟性」「利用部門のニーズの理解」。
この3点について、各社のIT部門による自己評価と、利用部門によるIT部門の評価を比較したところ、驚くことに利用部門の肯定的な評価は10~30%台だったようです。
記事にもある通り、そもそも利用部門がIT部門の仕事を理解していないというケースももちろんあるようですが、IT部門の人間からすると、この結果は大きなギャップです。システムが正常に動くためには中の人がどれだけ頑張っているのかというのは、正直理解され難いのは分かっていましたが、まさかこれほどとは。
この調査が将来的にどういう結果を招き、IT部門を脅かすかというと、「IT部門の役割をベンダーで代替できてしまう」という思考に利用部門がなってしまうこと。(もちろんベンダーに任せることが悪いことではなく、事実、ベンダー自体も専門性に特化し、プロパーと対等に渡り合えるくらいの高い技術力を得てきているところは多い)
逆に言えば、より優れた技術者しか生き残ることはできない。これによって、冒頭で話したベテラン技術者のニーズが高まり、企業とのミスマッチがもしかしたら解消されるかもしれないという期待を私は抱いています。
これからもどんどん雇用のを増やして日本の景気回復に繋げていただきたいですね。


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Category: 【独り言】

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