森を見て木を見ず

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会社では、ある程度責任のある立場になると様々な問題との対峙を迫られる。組織的な課題はもとより、もっと大きな存在との見解相違や、自組織を守るための便宜立て、そして自分のやりたいことと現在やっていることのギャップを埋めようとする行為など、たくさんの事が同時に進行している。

プレイヤー時代、タスクの処理速度だけは自信があった。しかし、ことマネジメントとなると大きく話は変わる。自分の思うように物事が進まないのは当たり前だし、他人の考えや、背景を考慮したうえでの発信が求められる。「組織最適」とは、つまり視点を高く持ち、物事を横断的に考えることである。

「視点を上げろ」と、マネジメントの研修では口酸っぱく言われる。会社の経営判断や、方針を決定するためには、現場よりもさらに高い視点で物事を見渡し、判断しなければならない。つまり「木を見て森を見ず」になってはいけない。研修で習ったことは、私なりに守ってきたつもりだった。

そうは言っても、実際には現場の問題を解決しなければならないシーンが非常に多い。大きな組織の判断と、現場で起こっている問題を同時に解決しなければならないとき、優先順位を天秤にかけてしまったり、片方を放り投げてしまったりすることも正直あった。

業務の取捨選択を続けていくと、目線を反らしてきた問題箇所はどんどん大きく膨れ上がり、介入しようとする頃には手遅れになっていることが多い。そこからいかに巻き返しを図ろうとも、入り込む余地は既になく、自分への信用はなくなっている。無理に首を突っ込もうとしようものなら己の無能さと、余裕の無さがただ露呈するだけで、結果、メンバーに不要な助言をしたり、大きな迷惑をかけてしまうことになる。

容量の悪さと余裕の無さに、ただひたすら自己嫌悪が強くなっている。

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Category: ビジネス

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